さて、今回は5回目に引き続き腕をテーマにしてみますね。
前回は腕を上げるジャズダンス特有の上げ方をご紹介しました。(あくまでも個人的な意見ではありますが・・・)
今度は下げ方についてです
腕を下げるっておろせばいいんじゃないの~? ってな声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってよ~
降ろすのは降ろすけど重力に任せているわけではないのです。むしろ任せちゃダメ
ブラーンってなったら肘を痛めそうですからやめてね
自分の力で上げた腕は自分の力で下げるのですよ・・・ そして、下げたときの腕の形もポーズになっているように~
これは前回の腕を上げたところ。ここから下げていきます。女性も男性も使えると思いますよ~
写真の様に手のひらを前に向けて降ろす時は、比較的ゆっくりと手の動きを見せたい踊りのときに使っています。(バラードなんかいーよね~♪)
※注早く動かして、腕の動きを素早く見せたい踊りのときは手のひらをの時から内側(顔の方に手のひらを向ける)を向けての場所を通りのポーズになります。
前回の5回目のブログ の写真と続けてみてみるとわかるように、腕を上げるところから下げるところまで手のひらの間隔は変わりませんよ
いかがですか?少しご理解いただけましたでしょうか?この場合も上げる腕と同じで肘から動かしてくださいね。
写真の様にコマ送りで動いてはいけませんよ~上は写真ですが、動くという事は動画にならなくてはならないわけで・・・
特に、※注の早く動かす場合はは肘が動いていく動線を意識しなくてはなりません。そして下げる時は真下に下げます。真下よました!ま・し・た!
真下ってどこかわかりますか?腕の力を抜いてブランとして重力に引っ張られている位置ですよ~ (姿勢はキープよ!力を抜くのは腕だけ!)
手先に力が入ってしまうと真下を通り越して少し後ろの方にまで動かしていしまうことが多いから注意してくださいね。
え?? じゃあ、真上ってどこよ!
ケンカウッテンノカ?? いやいや、冗談です~笑
真上ってね・・・腕を真っすぐ上に挙げてみて、肩の関節に腕の重さが真っすぐ乗ると楽に上げていられる場所があるんだけど・・・
肩の上に腕が乗っかっている感じ。(場所の話ですよ。腕を乗っかっているようにしてほしいわけではございません!)
見つかりましたか???
あ!!まずは姿勢は真っすぐにしてくださいね。背中がまあるいと腕って上に上がりにくいですから
それに、腕は伸ばすけど手先に力を入れ過ぎてしまってもNGです。 力が過度に入った身体では重力は感じられないのです。
最初はゆっくりと形を追うようにやってみてください。
でも最後は写真のコマ送りでは踊れないですから。ゆっくりでも早くでも動かせるように筋肉の使い方を身体に覚えさせると良いですね。
1回目のブログにも出てきていた、自分の身体の宇宙を知るって話、前述のように上は上だし下は下という事が腕を動かし始めるととても大事になってきます。
自分の頭の中では上、下、横はわかっているつもりでも身体がわかっていないってことはよくある話です。
実際に動かしてみて自分の思っているところに腕が収まらない場合は、そのギャップを少しずつ埋めていくように修正していくことが良いと思います。
最終的には自分の感覚を頼りに動かなくてはならないのですから・・・ね
ダンスっていうと凄く派手な感じするけど、ダンサー本人は地道な練習が結構必要なんですよね。
言っちゃあなんだけど・・・
いきおいだけで踊れるのは若いうちっていうか浅いうちなのでね。色々こだわり始めると深い深い・・・
ですから、一個一個の動きを理解しながらやるのとやらないのでは上達のスピードが違うと思いますよ。もちろん練習すれはそれなりに上手くはなりますが、間違った積み木の積み方をしていたらいつか崩れてしまいます。
これはプロもアマもないですね。その人の取り組み方の問題ですから・・・
どんな踊りもそうですが、私がダンサーを育てる時に気を付けることはまずは怪我をさせないようにきちんと知識を付ける事。
どんな色にでも染まれるような真っ白というか透明なクセの無いダンサーに仕上げる事。
です・・・どんな振付を与えられても、すぐその色になれるように踊って欲しいと思います。
ま、どの世界でもおんなじかな~
では