発表会シーズンになると、よく聞こえてくる保護者の声・・・
なんで出来ないの?
〇〇がみんなと違う!
つま先がきれいじゃない・・・ などなど
自分のお子さんにダメ出ししたくなる気持ちはよーくわかります・・・
もっと上手に踊ってほしい!きれいになってほしい!
親として当然の思いですよね。
ですが、よーく考えてください。親御さんがお子さんにダメ出しして、そのあとどのように指導されますか?
大抵、言いっぱなしなのではないでしょうか?
例えば、つま先が伸びていないと注意するとしますね。
つま先が伸びない理由をお子さんに伝えられますか? バレエにとってつま先を伸ばすのはとっても大事なことです。
ですが、つま先が伸びないのにはその使い方に原因があるのです。
身体の使い方を教えながら、踊りながらその原因を本人に伝えていく必要があるのです。
そこで、バーレッスンの時にこう使うんだよね?などと思い出させたり、感覚を伝えたりするわけです。
もし、そこまで考えてお子さんにダメ出しが出来るのだったら良いのですが、ただ言いっぱなしでは文句を言っているのと同じです。
それではお子さんたちはやる気を無くすか、ふくれっ面をするか、できない理由をまくしたてるかのいずれかでしょう・・・
それでは、成長できないと私は思います。虐待とまでは言いませんが、お子さんを苦しめているのは確かです。
私が子どもたちに怒っているように言ったり、ダメ出しをしているのは子どもたちの反応を見るためです。
一人一人反応は違うのですが、今出来るとか出来ないとかはどうでもいいのです。
一人一人が色々考えて頑張れるように仕向けているのです。100%出来なくても私が言っていることを理解しようと工夫している様子が見られれば声を大にして褒めます♪ 今はそれが大事な時期なのです。 自分で考える!工夫する!試行錯誤する!
大人から見たらまだまだ未熟ではありますが、そんな小さな事が種になり芽になり成長するんだと思っています。
ですから、どうぞ1人の人間としてお子さんを見てあげてください!
私に褒められるより、親御さんに褒められたほうがどんなに自信につながるか!
だから・・・応援してあげてください!!!
言ってしまった言葉を自分に言われたらどんな気持ちになるか考えてあげてください!!
親だって人間ですから、パーフェクトではないはずです。
いつからでも修正はできるはずです。親だって成長できますよ♪
バレエやダンスと同じレベルアップするためにはイメージを変えるのがよい手段だと思います!
子どもたちには素直にすくすくと成長してもらいたいのです!バレエやダンスなどの習い事はその人にとって、ほんのわずかな瞬間でしかないのかもしれません。ですが、少しでも関わった方々に何か少しでも伝えられたら幸せだと思っております。
チャコファミに関わったすべての方々が前に進んで歩んでいけますように・・・
と、願うばかりです